本学初の海外病院「国際医療福祉大学インターメッド病院」がモンゴルで始動

モンゴルのインターナショナルメディカルセンターLLC(以下「IMC」)が運営する「インターメッド病院」(ウランバートル市)は、学校法人 国際医療福祉大学(以下「本学」)との資本業務提携に基づき、2026年3月2日付で病院名を「国際医療福祉大学インターメッド病院(英語名:INTERMED IUHW HOSPITAL)」へ改称いたしました。
同病院は、モンゴルにおいて日本の大学名を正式名称として冠する初の医療機関となります。本学にとっても自らの名を冠した初の海外病院となります。
ウランバートル市内では同日、下記の行事が執り行われました。
病院名改称記念テープカット式
病院新棟にて、提携に基づく新病院名称の披露が行われました。日本側からは本学の高木邦格理事長、鈴木康裕学長、小林弘之元駐モンゴル特命全権大使、武見敬三元厚生労働大臣が参加しました。モンゴル側パートナーとして、IMC親会社のMCSグループのオドジャルガル会長、シュンクライ社のバットサイハンチェアマンらが参加しました。

式典でMCSグループのオド社長は「国際基準を満たす病院として一層の飛躍を遂げるため、外国投資を受け入れた歴史的な一歩を記す日となった」と挨拶し、高木理事長は、「私たちはこれまで、フルスカラシップによるモンゴル人学生の日本の医師免許取得の支援や、モンゴルの医学・医療発展に向けた投資など、多角的な支援を継続してきた。今回のプロジェクトはそれをさらに発展させるものである」旨、述べました。
メディアの取材に対し、高木理事長は「今回のプロジェクトは、本学で研鑽を積んだ医師がモンゴルへ帰還する重要な節目の時期に始まります。インターメッド病院との緊密な協力で、モンゴルの医療全体のレベルがさらに向上することを確信しています」と、鈴木学長は「我々の協力の最大の目的は、命を救う医療を受けるために国を出なければならないモンゴルの人々をなくすことです。そのために、両国の医師が互いに行き来して研鑽を積み、放射線・病理診断を双方で確認する『ダブルチェック体制』の構築を推進します」と、コメントしました。
また、武見元厚労相は「私が大臣在任時に掲げた『日本の保健医療を国際展開し、政府と民間が協力してアジア諸国に貢献する』との方針に、民間で最も力強く協力したのが、国際医療福祉大学です。今回のパートナーシップによって発足した新病院は、日本政府の方針と完全に一致するもので、日本とモンゴルのこれからの交流において極めて重要な役割を果たすことになります」と語りました。
メディアのインタビューに答える高木理事長(左)と武見元厚労相(右)
開設記念パーティー
ガンホヤグ副首相、ナランバヤル教育大臣、井川原賢駐モンゴル特命全権大使ら約150人が臨席され、本学およびIMC、MCSグループの代表らとともに門出を祝いました。
モンゴル国首相表敬訪問
高木理事長は武見元厚労相、鈴木学長らとともに同日、モンゴル国議会を訪問し、ザンダンシャタル首相と会談しました。チンブレン保健大臣も同席し、両国の医療協力の現状と今後の展望について幅広く意見が交わされました。
首相は冒頭、「国際医療福祉大学によるモンゴル人医師の育成支援や、インターメッド病院との連携は、モンゴルの医療水準の向上と国民の健康増進に大きく貢献している」と述べ、長年にわたる本学の取り組みに謝意を表明されました。
高木理事長は、本学の多角的な支援活動を紹介するとともに、両国の医療協力をさらに発展させるため、①インターメッド病院および日本モンゴル教育病院(日モン病院)における日本の医薬品の使用承認②日本から派遣する専門医に対するモンゴルでの医療行為の認可を要請。日モン病院隣接地に官民連携で新病院を建設することも提案しました。
これに対し首相は「全面的に協力したい」と述べ、今後、検討を進めていく考えを示されました。
【本提携の主な支援・連携内容】
本学は、2025年12月25日に締結した資本業務提携に基づき、高度な医療技術と運営ノウハウを同病院に順次提供します。
「IUHW式人間ドック」の導入(2026年9月開始予定)
国際医療福祉大学三田病院や山王病院と同等の健診ノウハウを提供します。画像診断(CT・MRI)や内視鏡、血液検査の結果に生活習慣を考慮した総合的な診断を行い、早期発見と改善指導を行います。診断精度の向上(Wチェック体制)
放射線診断、病理診断、および総合臨床診断において、遠隔診断・診療システムを用いた本学の専門医による「Wチェック(二重確認)」を導入し、診断の精度を高めます。高度医療人材の育成支援
同病院の医師(年間10名)、看護師(年間10名)、医療技師(年間5名)を本学グループ病院で研修生として受け入れるほか、本学から専門家を派遣し、臨床技術指導や病院経営の助言にあたります。
モンゴルでは、医療インフラ不足から、高度な治療を求めて毎年数万人が海外へ渡航しています。モンゴルで唯一JCI(国際品質認証)を取得している同病院は、本学による技術移転と出資を通じて、モンゴル国内で世界水準の医療を提供できる体制を整え、同国の医療レベル向上と国民の健康増進に寄与することを目指します。
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